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国際

2020年8月14日

シンガポールと日本との必須人材の往来、9月開始で合意

 シンガポールを訪問した日本の茂木敏充外相は13日、ビビアン・バラクリシュナン外相と会談し、ビジネスマンの往来規制を緩和し、9月をめどに2タイプの入国方式(トラック)を開始することで合意した。
 
 相手国に入国して最初の14日間、行動範囲を限定した形でビジネス活動が可能な「ビジネストラック」と、駐在員ら就労査証所持者を念頭に置いた「レジデンストラック」の2種で、レジデンストラックでは入国後14日間、自宅待機が義務付けられる。
 
 コロナウイルスCovid-19の世界的感染拡大後、茂木氏がアジアを訪問したのは初めて。シンガポールにとっても入国規制施行後、初の外国高官の訪問となった。茂木氏はシンガポールの後、マレーシア、パプアニューギニア、カンボジア、ラオス、ミャンマーを歴訪する。
 
 茂木氏は同日午後、リー・シェンロン首相を表敬訪問した。リー氏は往来規制の緩和について「Covid-19の脅威は去っておらず、慎重に事を進めているが、今回の計画は往来復活に向けた前向きの一歩だ」と語った。

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