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経済

2020年8月13日

ATS、医療用ゴム手袋の生産ライン6本発注

 産業用自動化システムなどのATシステマティゼーション(ATS)は、11月までに医療用ニトリル手袋の製造を開始する。生産ライン6本を整備するため、地場リプコル・エンジニアリングと3,615万リンギ(約9億2,000万円)の契約を交わした。
 
 リプコル・エンジニアリングがディッピング製法を使った機材の設計、製作、据え付け、試験を手がける。1本目の生産ラインは今年11月までに稼働を開始する予定で、来
年4月までに6本すべて稼働させる。6本合計の年産能力は9億2,800枚。3年以内に生産ライン20本を新設し、年産能力32億枚を目指す。
 
 ATSは今年6月、作業用ゴム手袋メーカーのパールグローブ(マレーシア)を買収してゴム手袋業界に参入。21年までにゴム手袋の生産能力を2倍とするほか、医療用ニトリル手袋の製造も開始すると表明していた。
 
 ATSは医療分野を強化しており、今年4月には中国企業と消毒室の生産で協力覚書を締結。5月には国内外の企業と人工呼吸器を合弁生産する計画を発表している。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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