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経済

2020年8月4日

通信アシアタ、設備投資15%カットも資金調達拡大

 通信3位アシアタ・グループは、2020年の設備投資などの資本的支出(CAPEX)を15%カットする一方で、スクーク(イスラム債)の発行を増やす。金利低下で資金が調達しやすい状況にある中、10億米ドル(約1,060億円)規模のイスラム債を発行する。ザ・スター・オンラインが伝えた。
 
 国内では、国営石油ペトロナスが15年に12億5,000万米ドル(約1,325億円)のイスラム債を発行して以来の大規模な資金調達となる。アシアタのイザディン・イドリス最高経営責任者(CEO)は、来月までに調達を終えると説明。調達資金の一部を債務返済に充てるほか、子会社の運転資金に回すとしている。
 
 一方、20年のCAPEXについては当初計画より15%引き下げると説明。インドネシアの事業拡充を中心に全体で66億リンギ(約1,653億円)を投入する予定としていたが、新型コロナウイルス流行で困難な状況にあることから削減する。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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