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国際

2020年7月31日

東南ア2ヵ国の冷延ステンレス鋼にAD調査=貿産省

 マレーシア貿易産業省(MITI)は7月28日、ベトナムとインドネシアから輸入する冷延ステンレス鋼の反ダンピング(AD)調査に乗り出すと発表した。冷延ステンレス大手バル・ステンレスの訴えを受けたもの。関係する企業などの意見を集めつつ調査を行い、120日以内に暫定結果を発表する。
 
 バル・ステンレスは、両国の製品が自国内の販売価格よりも安くマレーシアに輸入され、国内産業に打撃を与えていると主張。輸入量が増えていることも指摘した。
 
 同社はスペインのステンレス大手アセリノックスの傘下企業。ジョホール州で工場を操業している。

■日中越インドネシアなどのPETも調査


 
 MITIは同日、日本など6ヵ国から輸入する、固有粘度が0.70㎗/g以上のポリエチレンタフタレート(PET)のAD調査実施も発表した。インド系レクロン(マレーシア)の訴えを受けたもので、日本の他、中国、ベトナム、インドネシア、韓国、米国からの輸入品が対象。120日以内に暫定結果を発表する。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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