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政治

2020年7月29日

シンガポールナショナルデー、今年の「ファンパック」は人気者

 シンガポールでは、建国記念日(8月9日)を控え、公共の場所だけでなく、個人の家、商店、住宅など、たくさんの場所でシンガポール国旗が掲げられている。
 
 今年で55回目を迎える建国記念日は、例年とは異なり、国軍が中心となって行うナショナルデー・パレード(NDP)はコロナウイルス指針を順守する必要から分散方式を採用し、参加人数も制限してソーシャル・ディスタンシングを確保した形で行われる。
 
 毎年、ナショナルデーの際に配布される「ファンパック」、シンガポール人と永住権保有者家庭のみとなるが、7月20日~8月2日の間、配布が行われている。お楽しみ袋の「ファンパック」は、バッグのデザインだけでなく、中身もできる限り実用的なものとなるように毎年変わっている。
 
 今年のバッグは、布製でデザインは20種類。中身は、建国記念日を祝うための国旗(大)と手旗国旗、電子体温計、消毒液2本、サージカルマスク4枚(2枚入が2セット)、再利用可能大人用マスク4枚、マグネット、タトゥシール、ワッペン、シンガポール製のビスケットと缶ジュース、メッセージカード、スマホのトーチライトを赤にするためのシール、そしてEバウチャーと14種類のアイテムが盛りだくさん。
 
 今年の「ファンパック」は、コロナ禍の今年らしく実用的に使えるものが多く、毎年分厚い冊子で配られていたバウチャーも電子化されたことにより、アイテム数に対して軽量で人気が高いようだ。
 

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