2020年7月27日
新内閣を組成:6省で大臣入れ替え、新顔は7人
リー・シェンロン首相は25日、新内閣を発表した。閣僚経験のある者を中心にした布陣で、継続性を重視した。大臣が交代したのは6省。議員初当選者のうち7人が役職を得た。うち最も高齢のタン・シーレン議員(55)は閣内大臣である首相府相に任命された。
留任のヘン・スイーキアット副首相・財務相は経済政策担当調整相を兼務する。ベテラン閣僚の多くも留任する。イスタナ(大統領府・首相府所在地)でリモート記者会見を開いたリー首相は「安定のため、また若い閣僚を育てるためベテランの大臣が必要だ」と述べた。
ローレンス・ウォン氏は国家開発相から教育相に横滑り。デスモンド・リー社会・家族開発相は国家開発相に、オン・イエコン教育相は運輸相に異動する。運輸相だったコー・ブンワン氏は政界を引退した。
環境・水資源省は持続可能性・環境省に省名を変更した。大臣は文化・共同体・青年相だったグレース・フー氏。環境・水資源相だったマサゴス・ズルキフリ氏は社会・家族開発相に任命された。
上級相だったエドウィン・トン氏は文化・共同体・青年相に、同じくマリキ・オスマン氏は首相府相に昇格した。上級相は閣外大臣。
新内閣の顔ぶれ(7月26日発足)
首相:リー・シェンロン*
副首相・財務相・経済政策調整相:ヘン・スイーキアット*
上級相・安全保障調整相:テオ・チーヒアン*
上級相・社会政策調整相:ターマン・シャンムガラトナム*
国防相:ン・エンヘン*
外務相:ビビアン・バラクリシュナン*
内務相・法務相:K・シャンムガム *
保健相:ガン・キムヨン*
通信・情報相(貿易担当大臣):S・イスワラン*
持続可能性・環境相:グレース・フー
通産相:チャン・チュンシン*
教育相(第2財務相):ローレンス・ウォン
社会・家族開発相(ムスリム担当大臣):マサゴス・ズルキフリ
運輸相:オン・イエコン
人材開発相(第2内相):ジョセフィーヌ・テオ*
国家開発相(社会サービス統合担当大臣):デスモンド・リー
文化・共同体・青年相(第2法相):エドウィン・トン
首相府相(第2国家開発・財務相):インドラニー・ラジャ
同(第2教育・外務相):マリキ・オスマン
同(第2人材・通産相):タン・シーレン
*は留任。ジョセフィーヌ人材相は第2内相兼務が新役職。