シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP海岸に多数の人出、マスク不着用など規則違反を厳しく取り締まり

社会

2020年7月23日

海岸に多数の人出、マスク不着用など規則違反を厳しく取り締まり

 行動制限が緩和され、海岸に出かける住民が増加しているが、混雑が発生しているとして国立公園管理局はイースト・コースト・パークの海岸地域に区切りを設置し、人の密集度が高い場所は閉鎖する措置を講じる。
 
 マサゴス・ズルキフリ環境・水資源相はフェイスブックへの投稿で、混雑が特に週末、イースト・コースト・パークやセントーサ島の海岸で発生しており、友人、親類同士による10人以上の集まりが多数見られ、マスク不着用も見られたためだとした。
 
 マサゴス氏は、「警戒を維持しなければならない中、危険に気付かない自己満足が見られる。マスクなしでの長時間にわたる接触はコロナウイルス感染の危険が増す」とした。
 
 違反行為に対する訴訟も既に当局により起こされており、経済・社会活動を制限する「サーキットブレーカー」解除第2段階中の6月28日未明、ハブロック・ロード近くのHDB団地のフィットネスコーナーで酒を飲みながら談笑した、マレー系を中心とする若者10人が、5人以上の集会禁止規則などに違反した容疑で起訴され、7月22日出廷した。
 
 またシンガポール国籍の7人とミャンマー出身の永住者1人も7月22日、起訴された。同7人のうちの2人の招待に応じ5月8日、2人の自宅(HDBフラット)で開かれた会食に出席したためで、正当な理由なく外出してはならない、または自宅に居住していないものを社交目的に招いてはならない、との規則違反に問われた。

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