シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPウイルス感染の第2波への備えが必要、対策班が強調

政治

2020年7月20日

ウイルス感染の第2波への備えが必要、対策班が強調

 新型コロナウイルスに関する17日の記者会見で、特別対策班のガン・キムヨン保健相は、シンガポールは感染の第2波を回避するため国境、地域社会での警戒を怠らないが、ソーシャル・ディスタンシング措置を緩めた後、感染が再発している国があり、第2波への備えは欠かせないと語った。
 
 外国からの感染持ち込みを阻止するため、日本、香港および豪州ビクトリア州を最近訪問した者にはシンガポール入国に際し、指定施設での14日間の待機を義務付ける。
 
 ガン氏は、東京でホストクラブのホストらを中心に300人余りの感染が確認され、韓国では宗教集会で110人が感染したことを取り上げ、「国民、団体・企業の多くが一層の規制緩和を望んでいることは認識しているが、東京、韓国は何が感染の温床となるかを示した」と述べた。このため規制緩和の第2段階を継続し、第3段階に当分進まない。
 
 海外でもウイルス感染が終息する可能性は低く、来年まで感染が続く可能性があるという。このためビジネス上の必須業務以外、海外旅行は引き続き勧めない。この勧告を無視し国外に渡航した者は帰国の際、指定待機施設の滞在費(14日間で推定2,000Sドル/約15万円)を自己負担しなければならない。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPウイルス感染の第2波への備えが必要、対策班が強調