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経済

2020年7月3日

プロドゥアの6月販売2万1,000台、20年に入って最高

 ダイハツなどが出資する国産車メーカーのプロドゥアは、2020年6月の販売台数が2万1,250台だったと発表した。前月の2.7倍に増え、20年に入って月別で最高だった。3月18日に発令された活動制限令(MCO)の影響で全国のディーラー店を2ヵ月間閉店していたが、5月19日に再開。政府が6月半ばから年末にかけて乗用車の販売サービス税(SST)を減免したことで、販売が回復している。
 
 1〜6月の販売台数は7万4,000台。増減は公表していないが、過去のデータと突き合わせると39.2%減となる。
 
 ザイナル・アビディン・アフマド最高経営責任者(CEO)は、「政府によるSST減免が回復を早めている」と説明。SSTは6月15日から12月31日まで、国内で組立生産した車両については100%免除、輸入完成車(CBU)については50%減額される。
 
 同CEOはまた、6月だけで国内のサプライヤーから5億リンギ(約128億円)相当の部品を買い入れたとし、生産活動やアフターサービスがコロナ前に戻りつつあることを強調。サービスセンターの営業時間は通常よりも長くし、高まる需要に対応するとしている。

(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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