シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP急性呼吸器感染症の13歳以上の住民、新型ウイルス検査を義務付け

政治

2020年6月26日

急性呼吸器感染症の13歳以上の住民、新型ウイルス検査を義務付け

 ガン・キムヨン保健相は25日、急性呼吸器感染症の13歳以上のすべての住民に7月1日以降、新型コロナウイルスCovid-19の検査を義務付けると発表した。経済・社会活動の段階的再開に伴い、人同士の接触が増え、感染者の増加が予想されるためだという。
 
 検査対象を絞ることで新型ウイルス感染者を迅速に発見し、感染拡大を防ぐという。現在は45歳以上で、急性呼吸器感染症の徴候がある者が新型ウイルスの検査対象になっている。
 
 急性呼吸器感染症は、鼻、喉、肺にかかわる疾病で、熱があるかは問わない。症状では、喉の痛み、咳、鼻水が急性感染症に含まれる。
 
 13歳未満の子どもが急性呼吸器感染症と診断された場合、新型ウイルス検査が必要かは個別に判断する。
 
 保健省は、国境開放に伴い旅行者と接触する機会が増える最前線の職員や共同生活施設の住人らの検査も計画しているが、一気に全住民を検査する計画はない。感染の恐れのない人を不必要に検査する無駄を回避するためだ。
 
 現在、1日に800人ほどの急性呼吸器感染症の者を検査しているが、ここ数日、感染者ゼロが続いている。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP急性呼吸器感染症の13歳以上の住民、新型ウイルス検査を義務付け