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政治

2020年6月19日

選挙運動の指針発表、演説会はオンラインでのみ許可

 選挙委員会は6月18日、国会議員選挙が経済・社会活動再開第2フェーズの期間中に実施される場合の選挙運動の指針を発表した。保健省が策定した安全確保のための指針に従った。
 
 選挙は2021年4月21日までに実施しなければならず、第2フェーズ期間中の選挙実施はほぼ確実だ。実際、立候補に備え複数の上級公務員が職を辞しており、早ければ7月にも選挙が行われる見通しだ。
 
 ウイルス感染防止のため選挙集会は禁止される。有権者に訴えるための人中を歩く行為、戸別訪問は可能だが、団体行動は5人以下で行わなければならない。身体的接触は最小限とする。このため有権者との握手は自粛しなければならない。
 
 選挙カーからの候補者の政見放送は可能だが、録音したものに限定する。ライブでの演説放送はできない。開票時の支持者集会も禁止される。
 
 選挙集会に代え、政党、立候補者にはテレビで政見放送枠が与えられる。放送時間は1人当たり3分。複数区の放送時間枠は4人区が12分、5人区が15分だが、何人が話すかは政党が決めることができる。
 
 インターネットを利用した選挙運動も可能で、政府はライブでのリモート集会が可能な施設を低料金で貸与する。
 
 選挙委員会は、指針策定に当たり市民の健康、安全を最優先したと表明した。

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