2020年6月17日
チャンギ空港第5ターミナル工事を停止、少なくとも2年延期
政府はチャンギ国際空港第5ターミナルの工事を停止した。少なくとも2年、完工を遅らせる。規模、設計も見直す。
コー・ブンワン運輸相によると、コロナウイルス禍で打撃を受けた航空業の先行き見通しに関する調査を行ってから工事を再開する。コー氏は「大きな問題であり、数カ月で回答を得られるものではない。2年はかかると思う」と説明した。
現在の空港の旅客取扱能力は年8,500万人。第5ターミナルは営業開始当初、5,000万人の取扱能力が計画されている。2030年代に竣工の予定だった。
コロナウイルス禍で、安全確保を設計に組み入れる必要が生じた。また旅客往来は激減したが、貨物取扱量は安定しており、これを設計面で考慮する必要があるという。
航空ハブとしてのチャンギは国内総生産(GDP)の5%余りを生産しており、19万2,000人が就労している。