シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP行動制限解除の第2段階は19日から、5人までの集まりが可能に

政治

2020年6月16日

行動制限解除の第2段階は19日から、5人までの集まりが可能に

 政府は19日、行動制限解除後の第2段階を開始する。多くの社会・経済活動が認められるが、相手との距離を少なくとも1メートルとる「セーフ・ディスタンス」と外出時のマスクは引き続き義務付けられる。セーフ・ディスタンスはそれが実行可能な場合に適用する。
 
 ウイルス特別作業班のローレンス・ウォン国家開発相とガン・キムヨン保健相が15日、リモート会見で発表した。新型ウイルス感染が抑制されていることから、第2段階への移行に踏み切る。
 
 19日から容認されるのは、飲食店内での食事、マッサージ・温浴など個人向け健康増進サービス、家庭教師(発声が中心の音楽教授を除く)。
 
 小売店、公園、海岸、スポーツ・公共施設(スタジアム、プール、運動場・遊び場、フィットネススタジオ)、民間コンドミニアム内の同様のスポーツ・娯楽施設も再開できる。
 
 高齢者介護サービスの提供、介護施設への訪問も許可される。しかし感染リスクが高い宗教目的の集会、礼拝集会、会議、コンサートは引き続き禁止される。
 
 カラオケ店、バー、映画館、図書館、博物館など多人数を収容できる文化・娯楽施設は当面、再開できないが、第2段階の途中から順次許可される。学校は29日に全面再開し、学生は毎日通学できるようになる。
 
 人の往来の多いショッピングモールや大規模店舗には人数制限を引き続き求める。当局は執行官をレストランに派遣するなどセーフ・ディスタンス順守を徹底する。高齢者には引き続き、できる限り自宅で過ごすよう求める。

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