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経済

2020年6月16日

5月の空港旅客数、前月比73%増

 空港運営のマレーシア・エアポート(MAHB)の6月12日発表によると、2020年5月の国内空港の旅客数は23万7,000人で、前年同月比97%減、前月比73%増となった。依然、新型コロナウイルス対策による外国人入国規制の厳しい影響が続いているものの、国内線の段階的な運航再開によって谷底は脱した形だ。
 
 5月のクアラルンプール国際空港(KLIA)の旅客数は8万8,000人で、前年同月比98.1%減、前月比57.1%増。KLIA以外の地方空港の旅客数は14万9,000人で、前年同月比95.4%減、前月比84.0%増となった。大部分が国内線の利用者だ。
 
 ニュー・ストレーツ・タイムズなどの報道によると、航空業界では、マレーシアとインドネシア合弁のマリンド航空が、州間移動の解禁を受けて12日に国内線の全路線の運航を再開した。KLIAとコタキナバル、クチン、ランカウイを結ぶ路線は完全に再開された。
 
 一方、政府は現行の「回復のための活動制限令」(RMCO)の施行期間中の8月31日までは外国人の入国と国民の海外渡航の規制を続ける方針で、国内空港の利用回復はそれ以降となりそうだ。

(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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