2020年6月12日
三井不動産がサービスアパート、賃貸住宅事業に進出
三井不動産は6月10日、マレーシアの賃貸住宅事業に進出すると発表した。クアラルンプール中心部で外国人駐在員向けの直営型サービスアパートを開発する。2024年の開業を予定。隣接地で来年にもオープンする商業施設「三井ショッピングパークららぽーとクアラルンプール(仮称)」と連携して街づくりを推進する。
共同事業者のBBCCデベロップメントと今月初めに共同事業契約を交わした。開発するサービスアパートは、大規模複合開発「ブキッビンタン・シティセンター(BBCC)プロジェクト」内に立地。地上45階建てで、1〜3ベッドルームの全269戸(平均面積67.7平方メートル)に加え、プールやフィットネスジムなどの共用施設を備える。敷地面積は2,064平方メートル、延床面積は2万6,211平方メートル。今年12月にも本体工事に着手し、23年9月に完成させる。
BBCCプロジェクトはモノレールと軽量高架鉄道(LRT)の駅に直結し、地下鉄駅にも近い。三井不動産が「ららぽーと」を開発するほか、オフィスやホテル、分譲住宅も開発される。
三井不動産がマレーシアで賃貸住宅事業に参画するのは今回が初めて。同社は今後もクアラルンプールを中心に複数の賃貸住宅事業の展開を目指すと表明している。
(提供:亜州ビジネスASEAN)