2020年6月11日
食堂のテーブルに透明のアクリル板、日常的光景に?
社会・経済活動を制限する「サーキットブレーカー」解除後の規制緩和第2段階で、飲食店での店内飲食が許可された際、仕切りとしての透明アクリル板が日常的光景になる可能性がありそうだ。
トムソン・プラザ内コウフー・フードコートで厚さ3ミリのアクリル板のテーブルへの設置が始まった。同じテーブルで隣、向かいの人同士を仕切るためのものだ。タクシー最大手コンフォートデルグロの広告部門子会社ムーブ・メディアがスポンサーになって1カ月間、試験運用する。コンフォートデルグロは同様の、プラスチック製仕切りをタクシーに設置している。
ダンシング・クラブやトゥンロク・シンガポールなどのブランドでレストランを展開するトゥンロク・グループは、木製の枠に入れた高さ1.8メートルのアクリル板をテーブル間の仕切りとして利用する計画だ。客同士またはテーブル間を仕切る同様の透明板はほかの国で既に採用されている。
当局は店内飲食を許容する際の指針をまだ発表しておらず、仕切りを設置する以上の規制が導入される可能性もある。
食事客はおしゃべりを楽しみながら時間を過ごす傾向があり、食事時間の制限が指針に含まれる可能性も指摘されている。