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社会

2020年6月10日

ウイルス流行中の安全な国、シンガポールは4位

 新型コロナウイルスCovid-19の流行中、住むのに最も安全な国・地域ランキングでシンガポールは4位に評価された。最も安全とされたのはスイスで、2位はドイツ、3位はイスラエル。シンガポール以下は、日本、オーストリア、中国、豪州、ニュージーランド、韓国。
 
 香港を拠点とする投資ファンドグループ、ディープ・ナレッジ・グループ傘下の企業、非営利組織が200カ国・地域を調査しランキングをまとめた。
 
 ドイツとスイスは新規感染者を抑制するため速やかに対応したことが評価された。人口8,300万人のドイツにおける1日当たり感染者の最多は3月28日の6,300人。シンガポールの最多は4月20日の1,426人。
 
 感染拡大を抑制したものの第2波が起こった国・地域の順位はやや低く、ベトナムは20位だった。過去1週間、感染者ゼロだった台湾は16位。
 
 シンガポールを安全な国に評価した理由として報告書は、厳格な監視、能力主義の政府、技術水準の高さを挙げた。このため、隔離、社会的距離、マスク着用義務化が実行できたという。報告書は、位置情報、監視カメラの映像、感染者と接触した者を追跡できるアプリの利用が感染抑止に役立ったと評価した。
 
 文化面では国民の間に規律のあることが、隔離・社会的距離規則への違反に対する罰則と相まって。感染拡大の防止に貢献したという。
 
 シンガポールは東南アジアで最も感染者が多いが、設備、機器、技術に資金を投じたため医療サービスが崩壊を免れたという。

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