州間移動を解禁、コロナ規制緩和で

　ムヒディン首相は6月7日、新型コロナウイルス対策として行っている現在の「条件付き活動制限令」（CMCO）が6月9日で終了し、6月10日から8月31日までは「回復のための活動制限令」（RMCO）に移行するとの声明を発表した。感染防止のための規則に従うことを条件に、ほとんどの社会・経済活動を認める。
 
　在マレーシア日本大使館によると、移行に伴い、州間の移動（MCOの強化地域を除く）や国内旅行が認められる。また、理髪店、市場、セルフ式ランドリー、屋外販売などの営業が認められる他、会議やワークショップ、映画撮影、一部のスポーツ・レクリエーション活動なども再開が可能になる。
 
　一方、マレーシア人の海外渡航やスポーツ大会の開催、パブ、ナイトクラブ、娯楽施設、カラオケなど人々の密集を招く活動は引き続き禁止される。
 
　ムヒディン首相は学校についても、保健省の助言を得た上で、RMCOの期間中に段階的に再開すると発言した。

（提供：亜州ビジネスASEAN）