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国際

2020年6月4日

隔離期間なしでの実業家・政府要人の往来、中国と間で合意

 シンガポールと中国は、ビジネスまた公務上必須の往来を実業家、政府要人を含む公務員に相互に認めることで合意した。互いのコロナウイルス感染防止対策を信頼しての措置で、相手国に入国後、14日間の隔離は課せられず、直ちに行動を開始することができる。
 
 相手国に入国を認められた者は出発48時間前、また到着後、コロナウイルスに感染しているかを見る検査を受けなければならない。詳細な旅程の提出も必要で、これらの者を雇用している事業体、政府機関は当人に代わり入国を申請する必要がある。
 
 シンガポールに入国した者は接触者特定アプリ「トレーストゥゲザー」をダウンロードしなければならず、移動に公共輸送機関は使えない。中国に入国するシンガポールからの旅行者も同様の規制を受ける。
 
 中国を最初の相手国に選んだ理由としてガブリエル・リム通産事務次官は、中国はシンガポールへの最大の投資国、主要易相手国で、互いに相手国で数千人が働いており、公務、ビジネス目的で往来する人が極めて多いことを挙げた。
 
 航空機での乗り入れが認められるのは、上海、天津、重慶、広州、江蘇省、浙江省。現在、シンガポール航空(SIA)グループは上海、広州、重慶に週1便を乗り入れている。

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