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経済

2020年6月4日

プロドゥアの5月販売8千台弱、活動制限前に近づく

 ダイハツなどが出資する国産車メーカーのプロドゥアは、5月の販売が7,886台だったと発表した。活動制限令(MCO)発動前の水準(8,601台)近くまで回復した。1〜5月では5万2,920台となり、市場シェアは41%で首位を維持している。ニュー・ストレーツ・タイムズが2日付で伝えた。
 
 プロドゥアは、3月18日にMCOが発動したことで営業所やサービスセンターを休止。制限緩和後の5月11日から段階的に営業を再開している。
 
 5月の販売をモデル別にみると、小型ハッチバック「マイヴィ(Myvi)」が2,612台、5ドアハッチバック「アジア(Axia)」が2,028台、4ドアセダン「ベザ(Bezza)」が1,820台などだった。
 
 ザイナル・アビディン・アフマド最高経営責任者(CEO)は、「新型コロナウイルスによって、公共交通を使わない個人輸送の重要性が高まっている」と述べ、自動車需要が急速に高まるとの見通しを示した。プロドゥアは、一部のモデルの購入者に最大1,300リンギ(約3万3,000円)をキャッシュバックするなどのキャンペーンで需要取り込みを図っている。
 

■プロトンは3月超え
 DRBハイコム傘下の国産車メーカーであるプロトンも販売が回復している。5月の販売台数は5,676台となり、3月に比べ73.2%増加。ただし前年同月からは46.5%減少した。
 1〜5月の販売台数は発表していないが、同社のこれまでの発表を加算すると約2万7,300台。新型コロナの影響で前年同期からは23.3%減少したものの、業界全体が48.7%減少した中で、比較的落ち込みが少ない。市場シェアは21.1%でプロドゥアに次ぐ2位だ。

(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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