シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPNECが体温測定システム新製品、対コロナ需要に期待

日系企業・社会

2020年6月1日

NECが体温測定システム新製品、対コロナ需要に期待

 NECのアジア統括会社NECアジア・パシフィック(本社:シンガポール)は5月28日、シンガポールとマレーシアで「体温スクリーニングシステム」の新製品4モデルを発売した。新型コロナウイルスの抑制を経て商業活動が再開される国が増える中、オフィスや商業施設の需要の取り込みを狙う。
 
 同製品は赤外線センサーによって非接触、無人で体温チェックができる。上位機種の「サーマルFR」と「サーマルFRプラス」には顔認証技術を搭載し、本人確認と体温測定を同時に行える。顔認証はマスク着用者にも対応する。最上位モデルの「サーマルFRプラス」では、同時に最大5人の顔認証と体温測定が可能で、人の流れに迅速に対応できる。
 
 同社の小出浩一朗社長兼最高経営責任者(CEO)は、「最高レベルのディスプレー、サイネージ、顔認証技術を組み合わせたシステムによって、新型コロナからの回復に取り組む企業を支援したい」と語った。今後は東南アジアの他の国での販売も視野に入れる。

(提供:亜州ビジネスASEAN

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPNECが体温測定システム新製品、対コロナ需要に期待