シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPインターネットを利用した詐欺が増加、1~3月は175件

社会

2020年5月22日

インターネットを利用した詐欺が増加、1~3月は175件

 1~3月に警察に届け出のあったオンライン詐欺は175件で、前年同期の131件を34%上回った。被害額は660万Sドル(約4億9千万円)で、前年同期より7%少なかった。
 
 詐欺の舞台としてよく利用されるのはフェイスブックとインスタグラム。詐欺師はこうしたソーシャルメディアを通じ相手に親切にして、関係を深めてゆく手口を用いる。
 
 複数見られたケースでは、詐欺師は相手に、高級品や大金を外国から送ったが、当局に押収されたため、当該品を回収するには手数料がかかるとして送金を被害者に要請する。詐欺師の仲間が急送便業者あるいは政府職員を装い、荷物が検査のため差し押さえられたと伝えるという。
 
 ほかのケースでは、お金に困っているとして被害者に電子的手段による送金を要請する。こうした要請は数回続き、被害者は相手から連絡が途絶えて初めて、だまされたことに気づくという。
 
 警察は、会ったことのない人とオンライン上で親しくなる際は注意するよう要請しており、知らない相手に送金するよう求められたら詐欺を疑ことが必要としている。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPインターネットを利用した詐欺が増加、1~3月は175件