シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPコンドミニアム・HDBフラットの賃貸契約、4月は急減

経済

2020年5月14日

コンドミニアム・HDBフラットの賃貸契約、4月は急減

 コンドミニアム、公営住宅(HDBフラット)の賃貸取引が4月は急減した。「サーキットブレーカー」の導入で賃貸物件の見学ができなくなったことが影響した。
 
 不動産サイトのSRXプロパティーによると、コンドミニアムなど集合住宅の賃貸取引は推定3,068件で、前月比で36.5%、前年同月比で41%減少した。HDBフラット賃貸取引は前月比37%減、前年同月比41%減の1,260件だった。
 
 不動産仲介のオレンジ・ティー・アンド・ティエによれば、多くの国がウイルス感染拡大を理由に旅行規制を敷き、就労目的でシンガポールに入国できる外国人が急減したことが背景にある。
 
 先行きについてERAリアルティーのニコラス・マク氏によると、企業は新規雇用に慎重になるため、サーキットブレーカー解除後も住宅賃貸市場は低迷が予想されるという。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPコンドミニアム・HDBフラットの賃貸契約、4月は急減