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社会

2020年4月27日

展示場を改造した軽症者隔離施設が受け入れ開始、食事はロボットが運搬

 航空ショーの会場であるチャンギ・エキシビション・センターがわずか3週間で、新型コロナウイルス感染者のうち軽症の者を収容する隔離施設に改造され、25日、50人を初めて受け入れた。
 
 床面積は3万3,000平方メートルで、2,700人の患者を収容できる。8~10人部屋で、ベッド、扇風機のほかWi-Fiを整備している。洗濯場、シャワー室、トレイは屋外に整備した。
 
 改造に当たったのは国防省関連組織、および都市計画コンサルタントの政府系スルバナ・ジュロン、シンガポール・ドーミトリー協会、施設を提供したエクスペリア・イベント。
 
 食事は1日3回で、豚肉を使わないハラル(イスラム教徒向け)料理。武器メーカーの政府系STエンジニアリングが開発のロボットが運ぶ。処方薬は解熱鎮痛薬のアセトアミノフェン(商品名パナドール)。施設内には血圧計が整備されており、患者は1日3回、自分で計器を使用する。血圧、脈拍数は自動的にモニターされる。
 
 感染した外国人労働者をドーミトリー(共同寝室)から隔離施設または病院に搬送するバスも20台、近く配備される。SMRTのバスを改装し、運転席と後部座席に仕切りを設けた。

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