通信事業者XOXがAI自販機、マスクなど販売へ

　仮想移動体通信事業者（MVNO）のXOXは、情報技術（IT）エンジニアリング事業などを手がける地場DGBアジアと組み、人工知能（IT）を駆使した自動販売機を開発すると発表した。新型コロナウイルス流行で需要が高まっているマスクや除菌ジェルのほか、菓子、飲料、日用品などを販売。マレーシア全土で早期に最大1,000台を設置する。
 
　100％子会社のXOXメディアが、DGBアジアの完全子会社であるDGBネットワークスと提携契約を交わした。自販機では電子決済で効率的に買い物できるようにする。
 
　第1フェーズではマレーシア全土に最大1,000台を配置。第2フェーズでは自販機をフランチャイズ展開する。XOXのSIMカードなどを扱う全国のディーラー9,000店での設置を想定している。第3フェーズでは、タイとインドネシアへ事業展開する計画だ。
 
　設計や製造、設置はDGBが担当。XOXは、ネットワーク接続やデジタルコンテンツの提供、ブランディングなどを担当する。
 
　XOXは他社から移動通信インフラを借り受けて携帯電話サービスを提供する事業者で、現在の契約者数は200万人に上っている。

（提供：亜州ビジネスASEAN）