3月の空港旅客数、活動制限令で63％減

　空港運営のマレーシア・エアポート（MAHB）の4月10日発表によると、2020年3月の国内空港の旅客数は323万5,000人で、前年同月比63.6％減だった。政府が新型コロナウイルス対策として、外国人の入国禁止を含む活動制限令を3月18日に発令した影響で大きく落ち込んだ。第1四半期は1,841万人で前年同期比27.6％減だった。
 
　3月のクアラルンプール国際空港（KLIA）の旅客数は174万8,000人で66.7％減。国際線の減少幅は7割に達した。KLIA以外の地方空港の旅客数は148万8,000人で59.2％減。地方空港は国際線旅客が8割減少し、特に東南アジア域外からの利用者の減少幅は94.6％に上った。
 
　第1四半期のKLIAの旅客数は1,070万6,000人で前年同期比29.3％減。国内空港の旅客数は770万4,000人で25.0％減。国内空港の過去12カ月の旅客数は9,826万人で前年同期比1.8％減とマイナスに転じた。

（提供：亜州ビジネスASEAN）