シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPSIAは輸送能力を半分に、ジェットスター・アジアは運航停止

経済

2020年3月18日

SIAは輸送能力を半分に、ジェットスター・アジアは運航停止

 新型コロナウイルス感染拡大で各国が渡航、入国を規制するなか、航空需要が激減しており、シンガポール航空(SIA)は4月末まで輸送能力を半分に縮小する。格安航空のジェトスター・アジアは3月23日から4月15日まで、全便の運航を取りやめる。
 
 ジェットスターは経費対策では賞与と13カ月目の給与の取りやめを決めており、社員(800人)には有給・無給休暇の取得を奨励している。運航取り止めの便を予約していた客には搭乗券の形で払い戻す。
 
 一方、SIAのゴー・チューンフォン最高経営責任者(CEO)は17日「短期間で利用客が激減した。輸送能力を削減する必要がある」と表明した。この先、事態の一層の悪化を予想しているという。
 
 社員宛てメッセージでゴー氏は「米での同時テロ、重症急性呼吸器症候群(サーズ)、世界金融危機の時より厳しい。さらに厳しい決断をしなければならない」と無給休暇取得を社員に要請する意向を示唆した。

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