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政治

2020年3月18日

新型コロナ対策で2週間の移動制限、集会も禁止

 ムヒディン首相は16日夜にテレビ演説し、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、3月18〜31日の2週間、移動制限を発動すると発表した。マレーシア人の国外渡航はこの期間禁止。入国は制限し、来航した場合は14日間隔離して経過観察する。
 
 集会は宗教、スポーツ、文化に関するものも含め全て禁止する。学校はすべて閉校。店舗は基本的に閉鎖するが、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、食料品店など必需品を扱う店舗は営業可能としている。
 
 公的機関は基本的に閉鎖。ただし水道や電気、通信、郵便、運輸、石油ガス、放送、金融、病院、消防、港湾、空港などは機能する。
 
 首相はテレビ演説で、「国民は不便を強いられるが、感染拡大を防ぐには必要な措置。感染者が数百人から一気に数千人に増えた国もあり、抜本的な対策が必要になった」と理解を求めた。その上で国民に対し、平静を保つよう要請。政府は食料やマスクなど必需品の十分な供給を約束するとしている。
 
 マレーシアでは17日までに566人の新型コロナ感染を確認。死者は出ていない。

(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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