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経済

2020年3月17日

2月のチャンギ空港利用客、33%減の350万人

 チャンギ国際空港を2月に利用した旅客(乗り継ぎ客を含む)は約350万人で、前年同月比32.8%減少した。
 
 世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの感染拡大をパンデミック(世界的流行)と宣言したのを受け、多数の国が旅行・入国規制に乗り出しており、3月の旅客はさらに減少が予想される。
 
 2月の旅客動向では、アフリカとの往来以外はすべて減少した。最も影響を受けたのは東南アジア、北東アジア(日本、中国、朝鮮半島、モンゴルなど)への渡航で、旅客往来は前年より150万人少なかった。
 
 国・地域別では、中国への旅客は92%、香港へは75%、韓国へは46%、それぞれ減少した。台湾とタイへの旅客数はそれぞれ、38%、33%減少した。
 
 航空機の離着陸回数は12.3%減の2万6,200回だった。一方、航空貨物取扱量は14万7,000トンで、7.6%の増加だった。
 
 1~2月のチャンギ空港の旅客往来は前年同期比12.9%減の940万人になった。航空機離着陸回数は4.7%減の5万9,700回だった。

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