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経済

2020年3月17日

新築コンドミニアム販売戸数、2月は975戸に急増

 2月の新築コンドミニアム販売戸数は975戸で、前年同月比で114%、前月比で57%増加した。都市再開発庁(URA)が16日発表した。
 
 アナリストは、低金利環境はしばらく続く見通しのため住宅購入意欲を刺激する可能性があるが、経済減速、株価下落で短期的に購入意欲はそがれる可能性もあるとしている。
 
 2月の新規売り出し戸数は933戸と多かった。1月の売り出し戸数は598戸、前年同月は596戸だった。
 
 不動産仲介のコリアーズ・インターナショナルによると、手ごろな価格帯の住宅の売れ行きが好調だった。2月の販売戸数では過去8年間で2番目に多い。
 
 オレンジ・ティー・アンド・ティエの分析によると、販売戸数のうち、812戸は国民が購入した。外国人(永住者を含む)による購入は149戸だった。
 
 ジョーンズ・ラング・ラサールによると、春節後の月には販売戸数が増加するのが常で、今年2月は春節後、昨年2月は、例年販売が振るわない春節期間中だったことを考慮すれば、今年2月の販売戸数の増加は驚くに当たらないという。
 
 最も売れたのはウィン・タイがミドル・ロードで開発する「ジ・エム」で、380戸の成約があった。価格は床面積1平方フィート当たり2,439Sドル(約18万円)と、最近売り出された近隣物件より値ごろ感がある。
 
 成約戸数のうち76%は1戸当たり価格が150万Sドル(約1億1,241万円)以下だった。

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