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経済

2020年3月17日

通信大手スターハブ、隣国のシステム開発会社を買収

 通信大手のスターハブは3月11日、企業向けに情報通信技術(ICT)ソリューションを提供するマレーシアのストラテックを買収すると発表した。株式88%を8,200万シンガポールドル(約62億円)で取得する。システム開発やサイバーセキュリティー対策など政府機関や企業向けのサービスを強化する狙い。今年上半期に取得手続きを終える。
 
 ストラテックは1983年設立で、システム開発や情報通信インフラの設計・開発・保守、データ分析、サイバーセキュリティーサービスを手がけるほか、病院向けのソフトウエアも販売。スターハブは同社を買収することで、シンガポールとアジア太平洋地域における企業向けのICTサービスを強化する。
 
 スターハブは移動体通信とブロードバンドインターネット、ケーブルテレビをサービスの主軸とし、企業向けのICTサービスも提供。ZDネットによれば、昨年の売上高は前年比12.6%増の5億7,500万シンガポールドル(約430億円)だった。サイバーセキュリティー対策の需要拡大で特に好調だった企業向けサービスは、部門売上高が80%増の1億4,570万シンガポールドル(約109億円)に上っている。

(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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