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社会

2020年2月17日

プロトン、現地生産のSUV「X70」を投入

 DRBハイコム傘下の国産車メーカーであるプロトンは、スポーツ多目的車(SUV)「X70」の2020年モデルを投入した。
 
 19年モデルは中国から完成車を輸入していたが、20年モデルから国内で組み立て生産。品質を向上させたとしており、今年も同クラスのSUV市場でシェアトップを狙う。
 
 X70は資本提携した吉利汽車のモデルをベースに開発したプロトン初のSUVで、18年末に投入。昨年は約3台を販売し、同クラスのSUVでシェアトップに立った。19年モデルは吉利の中国工場から輸入していたが、20年モデルからペラ州タンジュンマリムの工場で完全ノックダウン(CKD)生産している。
 
 20年モデルはギアボックスを主に変更。前モデルでは6速オートマチックだったが、新たに7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を採用した。
 
 これによりトルクが5%増加したほか、燃費が13%向上した。価格は9万4,800〜12万2,800リンギ(約250万〜325万円)。
 
 国営ベルナマ通信によれば、リ・チュンロン最高経営責任者(CEO)はX70の今年の販売台数について、「昨年の3万台を超える」と自信をみせている。
 
 X70の輸出拡大も視野に入れており、昨年輸出を開始したブルネイに加え、さらに輸出先を増やす意向としている。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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