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日系企業・社会

2020年2月13日

川崎汽船、国営石油ペトロナスとLNG船の用船契約

 川崎汽船は2月10日、国営石油ペトロナス傘下のペトロナスLNGと新造の液化天然ガス(LNG)船2隻の長期定期用船契約を結んだと発表した。ペトロナスがマレーシア国外企業と新造船の用船契約を結ぶのは初めてという。
 
 契約期間は12年で、さらに12年の延長オプションが付く。ペトロナスは中国の電力・ガス供給サービス会社、申能集団にLNGを供給する事業で2022年から船舶を利用する計画。年間150万トンのLNG供給契約を結んでおり、サラワク州のビントゥル港から上海市に輸送する。
 
 船舶は中国企業の滬東中華造船が建造。22年第2四半期にも完成させる。全長は239メートル、タンク容積は7万9,960立方メートル。ガス焚き低速ディーゼルエンジンを採用し、幅広い船速域での低燃費運航により環境負荷を低減できるという。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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