井村屋が進出、「和」のアイスクリームを展開

　井村屋グループは2月5日、東南アジアに進出すると発表した。クアラルンプール首都圏に設立した現地法人を通じて、まずマレーシアのアイスクリーム市場に参入。「和」をテーマとした商品を展開し、近隣国への進出も視野に入れて活動する。
 
　現地法人の井村屋マレーシアを通じて事業展開する。独立系中堅アイスクリームメーカーのポーラーアイスクリームと戦略提携し、生産を委託。井村屋グループの強みを生かして、「日本らしさ」を強調した製品を提供する。
 
　井村屋マレーシアは昨年12月設立。マレーシア政府系投資機関などと合弁で設立した井村屋スタートアッププランニングが当初は全額出資したが、今月中に予定される増資を井村屋グループが引き受ける。増資後の資本金は253万リンギ（約6,700万円）。出資比率は同社が25.1％、井村屋スタートアップが74.9％となる。
 
　井村屋スタートアップは新規事業の創出を目的として昨年4月に設立。井村屋グループは60％出資している。
 
（提供：亜州ビジネスASEAN）