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社会

2020年2月5日

食事デリバリーの注文が増加、ネット商店でもマスクが一番人気

 新型コロナウイルス「2019-nCoV」の発生で、人から人への感染に対する懸念からか食事デリバリーの注文が増加しており、オンライン商店ではマスクが売れ切れたところも出た。
 
 デリバリーサービスのデリバルーではこの1週間、配達注文が前の週より30%増えた。販促活動の効果もあるという。グラブフードでも春節プロモーションの効果もあり、配達注文が増加した。
 
 電子商取引プラットフォームではマスクや消毒剤を買い求めるページクリックが増えている。Qoo10(キューテン)では検索品目の順位が2,661番だったサージカルマスク(手術、看護の際、医療従事者が着用するマスク)がトップにランクされた。ほかに上位に来たのは手洗い用消毒剤や体温計。
 
 ラザダは新型ウイルス関連の専用ページを設けた。体温計などのほか、食事デリバリー券、配車サービス券なども掲載した。マスクは売り切れている。
 
 ラザダは感染症の専門医の協力を得て、プラットフォーム上で利用者の質問にその場で答えるコーナーを設けており、30分間で2万件余りの閲覧があった。
 
 一方、外国人労働者が多い建設業では人員不足が予想されている。リャン・ベン・グループのユナイテッド・テック・コンストラクションでは建築現場労働者の5分の2は中国人で、作業の停滞による完工の遅れが予想されている。春節休暇後、中国から帰ってきても14日間の休暇取得を義務付けられるからだ。

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