シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP11月の消費者物価指数は0.6%上昇、コアCPIは横ばい

経済

2019年12月24日

11月の消費者物価指数は0.6%上昇、コアCPIは横ばい

11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.6%の上昇と、10月の上昇率(0.4%)をやや上回った。CPIから、住宅賃借費と自家用車所有にかかわる経費を除外した、より生活に密着したコアCPIは10月と同じ0.6%の上昇で、依然3年来の低水準にある。
  
自家用車所有にかかわる経費は2.3%の上昇(10月は1%の上昇)で、ガソリンの値上がり、ノンストップ自動料金収受システム(ETC)の料金引き上げが影響した。
  
電力・ガス料金は11.8%の下落だった。下落幅は10月の12.5%を下回っており、電力市場の自由化で可能になった、既存事業者から新規参入業者への乗り換えが少なかったためだ。
  
食品の値上がりは10月と同じ1.7%だった。サービスインフレは1.1%にとどまった。医療費の値上がりは10月より小幅だった。通信サービス経費は2カ月続いた下落の後、上昇に転じた。
 
来年のCPI、コアCPIについて、シンガポール金融管理庁(MAS)と通産省は、0.5~1.5%の範囲での推移を予想している。

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