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経済

2019年11月21日

オフショア支援船のナムチェオン、ラブアンに造船所

 
 オフショア支援船(OSV)事業を手掛けるナムチェオンは、ラブアン連邦直轄領で6000万リンギ(約15億6000万円)を投じ、造船所を整備する。カリド・アブドゥル・サマド連邦領相が明らかにしたもので、インドネシアのバタム島と中国で行っている造船部門を来年1月にも移管する。国営ベルナマ通信が伝えた。
 
 イスラム教の戒律に沿ったハラル製品の保管・配送を行う施設「ラブアン・ハラル・ハブ・コンプレックス」(面積約7万8000メートル)を造船所に改築する。施設を所有するラブアン・コーポレーションは今年6月、この施設を生かした新事業を募集。さまざまな企業が提案を寄せる中、造船所に改築するナムチェオンの提案を採用した。
 
 ナムチェオンはクアラルンプールに本社を置き、シンガポール証券取引所に上場している。海洋資源開発事業者にOSVを派遣するサービスを手掛け、この分野では国内最大級。現在は10隻以上のOSVを運用している。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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