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経済

2019年11月12日

9月の鉱工業生産1.7%増、製造業の伸び縮小

 
 マレーシア統計局が11月11日発表した2019年9月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で1.7%上昇した。上昇率は前月の1.9%から減速。電子製品の輸出が落ち込むなか、製造業が2.5%と前月の3.7%を下回り、16年4月以来、3年5カ月ぶりの低水準だった。一方、電力(4.1%)は伸びが拡大し、鉱業(マイナス1.6%)は下げ幅が縮小した。
 
 製造業では7分野のうち5分野で伸びが縮小。電気・電子製品は0.8%と前月の3.1%を下回り、伸びが最も低かった。一方、自動車を含む輸送機器・その他(6.3%)は伸びが拡大。同月の新車販売は、前年同月に税制改革の関係で落ち込んでいた反動があり、43%増を記録している。鉱業では天然ガス(1.1%)がプラスを維持する一方、原油(マイナス4.7%)は引き続きマイナスだった。
 
■製造業売上高2.9%増
 
 統計局が同日発表した19年9月の製造業売上高は、前年同月比2.9%増の729億リンギ(約1兆9200億円)だった。業種別では輸送機器・その他が9.1%増と伸びが最も大きく、これに食品・飲料・たばこ(7.4%増)、金属類(6.4%増)などが続いた。
 
 製造業の従業員数は1.2%増の108万7179人。支払われた労賃は2.8%増の40億1130万リンギ(1人当たり3690リンギ)だった。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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