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経済

2019年10月31日

プロドゥア、旧モデル部品の生産拠点を集約

 
 ダイハツなどが出資する国産車メーカーのプロドゥアは10月29日、生産を停止した小型車「カンチル」など旧モデルの交換部品生産をペラ州タンジュンマリムの部品業者の工場に集約したと発表した。700万リンギ(約1億8200万円)を投じてプレス機を導入した。国営ベルナマ通信などが伝えた。
 
 2002年からプロドゥアに金属プレス部品などを供給するIQMの工場に、1600トンの油圧プレス機を設置。09年に生産を終了した「カンチル」のほか、「クリサ」や旧型「マイヴィ」の車体部品など交換部品を生産する。拠点の集約によって部品供給の迅速化や効率化を図る。
 
 プロドゥアは1994年に同社初モデルとして「カンチル」を投入した後、これまでマレーシアで全モデル合わせて370万台を販売した。現行モデルの部品の国内調達率は9割に上り、今年の部品調達額は54億リンギに上る見通し。来年は60億リンギを見込む。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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