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経済

2019年10月25日

自動運転車の試験走行、西部全域で可能に

 
 陸運庁(LTA)はシンガポール本島西部を、自動運転車の試験走行地域にすることを決めた。ブキティマ、クレメンティ、ジュロンなどの公道、延べ1,000キロにおいて事業者は自動運転車の走行試験を行うことができる。ジャニル・プトゥチアリー上級閣外相(運輸担当)が高度道路交通システム世界会議で発表した。
 
 多様な道路環境で走行試験を行いたいとの業者側の要望を考慮した。しかし、歩行者など公道利用者の安全を最優先するため、当初、実施可能道路は少なく抑え、数年かけ増やしていく。試験走行には、安全確保のため有資格の運転手の同乗を義務付ける。第3者保険の加入も義務付ける。公道上での試験運転に先立ち、LTAは徹底的な安全検査を行う。
 
 LTAが自動運転車の路上試験を初めて許可したのは2015年で、実施場所はブオナ・ビスタ、ジュロン島、南洋理工大学(NTU)、セントーサ島。コンフォートデルグロ、STエンジニアリング、NTUが試験走行を行ってきた。自動運転車では既にシャトルバスが地域を限定して試験導入されている。

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