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経済

2019年10月24日

自律型電動スクーターを展示、商業ベースでの生産を計画

 
 マサチューセッツ工科大学(MIT)のシンガポールにおける研究事業体、シンガポール・MIT研究技術同盟未来都市移動手段(Smart FM)が開発を進めている、自律走行が可能な一人乗り電動スクーターがサンテク・シンガポールにおける高度道路交通システム会議に合わせ展示された。
 
 研究活動を調整しているマルセロ・アン氏によると、最高速度は時速15キロで、安全装置を装備しており、旧来の電動スクーターより安全度が高いという。商業生産を希望しており、製造業者を探している。病院、観光地、大学キャンパスでの利用を想定している。
 
 Smart FMは3年前に初めて同スクーターを公開した。その後改良を重ね、最新モデルは障害物を避けるため、ヒト、モノが動く環境での走行が可能だ。スクーターの重量は50キロ。蓄電池で走行し、フル充電で20キロ連続走行できる。レーザー光を用いたレーダー、カメラ、ナビソフトを搭載しており、周囲の地図を運行システムにアップロードし走行に利用する。
 
 製造には1万8,000Sドル(約143万円)かかるが、大量生産に移行すれば1,000Sドル(約7万9,590円)以下での生産が可能だという。

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