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経済

2019年10月14日

8月の鉱工業生産2%増に加速、製造業は伸び縮小

 
 マレーシア統計局が10月11日発表した2019年8月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で1.9%上昇した。上昇率は前月の1.2%から加速。鉱業(マイナス3.9%)の下げ幅が縮小した。ただ、製造業(3.7%)と電力(0.3%)は前月の伸びを下回っている。
 
 製造業では7分野のうち、輸出が不振の電気・電子製品(3.5%)を含む3分野で伸びが縮小。石油・化学・ゴム・プラスチック製品(2.8%)の伸びが最も低かった。一方、自動車を含む輸送機器・その他(5.9%)は伸びがやや加速。繊維・衣料・革製品・履物(6.0%)や木製品・家具・紙製品・印刷(5.9%)も前月を上回った。鉱業では天然ガス(1.2%)がプラスを維持する一方、原油(マイナス9.5%)は引き続きマイナスだった。
 
■製造業売上高4.7%増
 
 統計局が同日発表した19年8月の製造業売上高は、前年同月比4.7%増の737億リンギ(約1兆9000億円)だった。業種別では食品・飲料・たばこが7.8%増と伸びが最も大きく、これに輸送機器・その他(7.2%増)、繊維・衣料・革製品・履物(6.6%増)と金属類(6.6%増)などが続いた。
 
 製造業の従業員数は1.3%増の108万8547人。支払われた労賃は3.3%増の40億240万リンギ(1人当たり3677リンギ)だった。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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