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経済

2019年10月14日

車載電池のABMフジヤ、中国・巨江と新工場

 
 車載用の鉛蓄電池を生産販売するABMフジヤは10月9日、中国同業の巨江電源科技と共同でマレーシア国内に新工場を建設すると発表した。投資額は5億リンギ(約130億円)規模を想定。国営ベルナマ通信によると、新工場ではハイブリッド車(HV)向け電池などの生産を計画している。
 
 同日に完全子会社のアマルガメーテッド・バッテリーズ・マニュファクチャリング(サラワク)を通じて、提携に関する覚書(MOU)を締結した。提携内容の詳細は今後協議する。巨江と提携することによって、ABMはより高度な技術を導入できると見込む。工場での電池生産のほか、使用済みリチウムイオン電池の再生や素材抽出などに関する研究開発(R&D)でも協力する。
 
 ABMは1971年設立。サラワク州クチンで4カ所の工場を操業し、総年産能力は160万個に上る。製品は国内や東南アジア、台湾、豪州、中東などに供給している。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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