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食品

2019年10月10日

F&Nが酪農用地取得、ミルクの一貫生産拠点に

 
 タイ大手財閥TCCグループ傘下のマレーシア飲料大手フレーザー&ニーブ・ホールディングスは10月8日、ペルリス州の農地4454万平方メートルを取得すると発表した。同国製糖大手MSMマレーシアから1億5600万リンギ(約40億円)で購入。生鮮ミルクを一貫生産する酪農拠点として利用する。
 
 完全子会社のF&Nアグリバレーが同日付で売買契約を締結。タイ国境に近いチュピンの農地を取得する。飼料生産のための農地や温度管理された家畜小屋、生鮮ミルクの加工・包装施設などを整備する方針。現在は計画の詳細を詰めており、研究開発(R&D)の拠点も置く方向で検討しているという。広大な土地の入手によって生鮮ミルク事業の上流部門を内製化し、輸入ミルクへの依存を減らす狙いがある。
 
 売却する農地は現在、アブラヤシ、ゴム、マンゴーのプランテーションに利用されている。MSMは自社の土地評価額より18%安く売却することになるが、運営コストが高い非中核資産の放出により、製糖事業に経営資源を集中する。
 
 F&Nは炭酸飲料など各種飲料を手掛け、乳製品事業では「マグノリア」「ファームハウス」ブランドの生鮮牛乳や、「カーネーション」ブランドの練乳などを生産販売している。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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