プロトンの1〜9月販売、昨年通期超えの7万台

 
　DRBハイコム傘下の国産車メーカーであるプロトンは10月2日、2019年1〜9月の販売台数が7万330台となり、9カ月で18年通期の6万4744台を超えたと発表した。市場シェアは15.8％。18年末に発売した同社初のスポーツ多目的車（SUV）「X70」や、19年8月に発売した小型セダン「サガ」の19年モデルの売れ行きが好調だった。
 
　9月の販売台数は前年同月比97％増の8934台。18年は6〜8月がタックスホリデーで、その分9月の販売が減少しており、反動で大きく伸びた。9月の市場シェアは20.2％となり、過去5年半で最高だった。
 
　サガの月間販売台数は、小型セダンクラスで首位の3994台。プロトンのモデル別の月間販売台数で19年に入り最高となった。同モデルの受注台数は9月末までに2万台に達している。一方、X70も同クラスのSUVでは販売首位を維持した。
 
　リ・チュンロン最高経営責任者（CEO）は、「サガが同クラスの販売で首位に立ったことは意義深い。19年のプロトン車全体の販売台数は、15年以降で最高を記録する可能性もある」と話している。
 
（提供：亜州ビジネスASEAN）