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社会

2019年9月24日

最も安全な外食料理はホーカーセンターの屋台

 
 外食(ケータリングを含む)で最も食中毒になる可能性の低い店はホーカーセンターの露店--ストレーツ・タイムズは2014年から17年までの食中毒事件と、発生した店の種類について分析した結果を発表した。
 
 レストラン(ファストフードレストラン、ホテル内レストランを含む)数は7,393店で、食中毒発生件数は年平均134件だった。100店当たり2店での発生になる。ケータリング業者で4年間に年平均16業者で中毒が発生した。ケータリング免許を持っている業者は817社で、100社につき2社の計算になる。
 
 フードコード、コーヒーショップ、簡易食堂(学校内食堂を除く)での食中毒発生は年61件。店舗数は1万2,003店で、発生の割合は1,000店当たり5店という低さ。このうち最も食中毒事件の比率が低いのはホーカーセンターの屋台。屋台数は6,097店あり、中毒発生件数は年12件と、1,000店当たり2店。
 
 食品安全の専門家によると、レストランやケータリング業者では調理が終わってから供するまでの時間が長いケースがあり、料理に細菌が大量発生する恐れがある。
 
 屋台では料理人が高温で料理したものを直ちに供し、その場で客が食べるため、雑菌が繁殖する余地が生じず、料理人の手に雑菌があっても、調理の熱で死滅するという。

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