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経済

2019年9月11日

陸運庁がMRT駅舎工事を発注、中国系と地元企業が受注

 
 シンガポール陸運庁(LTA)は大量高速輸送システムのMRT(地下鉄・高架鉄道)ジュロン地域線の駅舎工事2件を計7億3,950万Sドル(約575億5,789万円)で発注した。着工は来年で竣工は2026年の予定。ジュロン地域線はシンガポール7つ目のMRT線(24駅)で、26年から段階的に開業する。第2の中央商業地区(CBD)としてのジュロンの発展に役立てる。
 
 チョア・チュー・カン、チョア・チュー・カン・ウエスト、テンガーの3駅と、3駅をつなぐ4.3キロの高架橋の建設工事は4億6,520万Sドル(約362億円)で、上海隧道工程が受注した。ホン・カーとコーポレーション駅、および駅間をつなぐ3.4キロの高架橋の工事は、エン・リー・エンジニアリングとワイ・フォン・コンストラクションの共同企業体が2億7,430万Sドル(約213億4,602万円)で受注した。
 
 LTAは過去の実績を考慮し、3社に事業を授与した。上海隧道工程は、MRTサークル線、ダウンタウン線、トゥアス延伸線工事と、トムソン・イーストコースト線(TEL)の駅舎建設に、ワイ・フォンはTELのタンジョン・ルー駅とトンネル工事に携わった。
 
 ジュロン地域線の輸送能力は中程度で、長期的に1日50万人の利用を想定している。

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