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経済

2019年9月10日

閲兵式に使うマリーナベイの浮体施設、25年までに建て替え

 
 独立記念日の閲兵式(ナショナルデー・パレード=NDP)に主に使われてきたマリーナベイの水上浮体施設「フロート@マリーナベイ」が2022年1月に取り壊され、永続的施設に再開発されるが、事業受託業者は23年9月までに施設を完成し、引き渡す段取りであることが分かった。
 
 開発事業を管理するのは国防省。ン・エンヘン大臣はフェイスブックへの投稿で、取り壊し前の20年と21年にもNDPを浮体施設で開催すると明らかにした。浮体施設は国立競技場を建て替える間の暫定的NDP開催場所として整備され、07年以降9回、NDPが実施されていたが、今年は中心部の広場「パダン」での開催だった。
 
 永続的施設の名称はNSスクエア。NSは国民兵役を意味するナショナルサービスの頭文字。基本的に、軍事教練を終了後の閲兵式、兵役を満了した部隊の閲兵式の場所とされるが、1年を通し文化、スポーツ活動を楽しめる場ともされる。
 
 再開発事業入札に応募できるのは、いくつかの専門分野を結集したチームで、関心表明の募集は既に終わっており、5チームが最終選考に残る。これらのチームは設計と費用見積りの案を提出し選考が行われる。

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