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経済

2019年9月4日

エアバス、1.2億ドルを追加投資

 
 航空機メーカーの欧州エアバスは、マレーシアで1億2000万米ドルを追加投資する。ギヨーム・フォーリィ最高経営責任者(CEO)が8月30日に発表したもので、マレーシアをMRO(整備・修理・分解点検)などの重要拠点として位置づけ事業を強化。プレゼンスを高める狙いだ。ニュー・ストレーツ・タイムズが同日付で伝えた。
 
 今回の投資で、100%出資する首都圏セランゴール州セパンのMRO拠点を拡張する。大型航空機の整備を行うための新たな格納庫を建設するほか、塗装施設や部品修理施設も増設する。
 
 またマレーシア航空業界の競争力強化に向けたデジタル戦略を策定するほか、バイオジェット燃料の研究などを行うマレーシア航空イノベーションセンター(AMIC)への参加も深める。
 
 フォーリィCEOは、マレーシアはアジアで最も重要な市場の一つであり、プレゼンスを高めたいとコメント。セパンのMRO拠点では現在、エアアジアやマレーシア航空、スクート、インディゴ、ジェットスター・アジア、ベトジェット、バンコク・エアウェイズのA320型機などを整備している。国内にはエアバス向けのサプライヤーも多数おり、エアバス関連の航空事業でマレーシアには年4億米ドルの経済効果がある。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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