シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP2Q経常黒字は前四半期比1割減、貿易収支のみプラス

経済

2019年8月21日

2Q経常黒字は前四半期比1割減、貿易収支のみプラス

 
 マレーシア統計局が8月16日発表した国際収支統計によると、2019年第2四半期の経常収支は143億リンギ(約3640億円)の黒字となり、黒字額は前四半期の164億リンギから12.8%減少した。ただ17年以降では、19年第1四半期に次いで四半期別で2番目に黒字額が多かった。
 
 内訳をみると貿易収支のみプラス。ただし貿易黒字額は前四半期比16.9%減の281億リンギに縮小した。サービス収支は34億リンギの赤字で、赤字額は88.9%拡大した。一方、第一次所得収支は55億リンギのマイナスで、赤字額は45.5%縮小。官民の無償資金協力など対価を伴わない資産提供に伴う第二次所得収支は49億リンギの赤字で、赤字額は10.9%拡大した。
 
 一方、外国直接投資(FDI)純流入額は前四半期比79.7%減の44億リンギ。対外直接投資(DIA)の純流出額は129.1%増の126億リンギだった。金融収支は海外への投資が増えたことから186億リンギの赤字。赤字額は前四半期から34.8%増えている。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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